社員インタビュー
Professionals
Interview 004
製造部 機械グループ
簡単じゃない。
でも、続けられる理由がある。
入社の経緯
私は普通科高校を卒業して、全くの未経験でかもめプロペラに入社しました。
機械も触ったことがなく、旋盤やノギスの使い方も分からない状態でした。
入社のきっかけは、高校の先生から
「横浜市内に、絶対に潰れない会社がある」と紹介されたことです。
正直、そのときは「かもめプロペラでどんな仕事をするんだろう」というレベルでした。
場所も、この住宅街の中に工場があることすら知りませんでした。
プロペラの「要」をつくる仕事
現在は、可変ピッチプロペラ(CPP)の「ボス」と呼ばれる中心部分の加工を担当しています。
ボスは、軸と羽をつなぐ重要な部分で、ここがズレると、プロペラ全体が成り立ちません。
求められる精度は、1/100ミリ単位。
加工中に金属は熱を持って膨張し、冷えると縮みます。たとえば、加工直後は問題なくても、翌日に測ると 0.02mm 縮んでいる こともあります。そのため、あらかじめ「少し大きめに削っておく」といった判断が必要になります。
季節や気温、材料の状態を考えながら、先輩の経験を聞き、自分でメモを取り、少しずつ判断できるようになってきました。
失敗できないプレッシャー
この仕事で一番大変なのは、やり直しがきかないことです。0.1mm多く削ってしまえば、その部品は使えません。
前の工程の人たちが時間をかけて作ったものも、すべて無駄にしてしまいます。
正直、プレッシャーは常にあります。
でもその分、「ここを任されている」という責任感も強いです。
未経験から、少しずつ任されるようになるまで
入社当初は、不安だらけでした。
どの部署に配属されるかも分からず、「自分にできるのか」と思っていました。
そんな中、同じ高校出身の先輩が本当に根気強く教えてくれました。
最初は、言われた通りにやるだけ。分からなくなったら、すぐ聞く。
そこから少しずつ、「じゃあ、次は自分で考えてみよう」という段階に進みました。
今でも、分からないことがあれば先輩に確認できる環境があります。一人で抱え込むことはありません。
技術よりも、大切にしていること
今は、後輩を教える立場にもなりました。特に意識しているのは、技術よりもコミュニケーションです。
技術は、続けていれば身につきます。でも、人間関係がうまくいかないと、会社に来るのが辛くなってしまう。
自分自身がそうだったから、後輩には「まずは楽しく働けること」を大事にしています。
分からないことは、分からないと言っていい。
失敗したら、次に活かせばいい。
そう思ってもらえる環境をつくりたいです。
16年続けてきて思うこと
気づけば、入社して16年が経ちました。
最初は「ここまで続くとは思っていなかった」というのが正直なところです。でも、仕事の厳しさも含めて、人間関係が良く、居心地がいい。
昼は社員食堂で他部署の人と話し、
仕事終わりには雑談したり、
休日にスノーボードや野球観戦に行ったり。
「楽しい」と思える時間があるから、自然と続いてきました。
これから入社する方へ
この仕事は、正直、簡単ではありません。
失敗できない場面も多いです。
でも、一人で放り出されることはありません。
未経験からでも、分からないことを聞きながら、少しずつできることを増やしていけます。
ものづくりに興味がある方、長く働ける仕事を探している方には、一度、現場を見てほしいと思います。